▼小熊由美さんさん 平均スコア95 「連続バーディで盛り上がる」 まず、スクランブルならアンダーを出せる。しかも10アンダーとか、普段なら見ることのできないスコア。連続バーディが出ると、それはそれは盛り上がります。これはチーム戦であるスクランブルの醍醐味ですね。あとは、常に「誰の1 打を取るか」を考えながらのラウンドなので、マネジメントは磨かれると思います。打つ順番もそう。私はパットを1番目に打つことが多く、となると、自分が入れるのが一番いいんですが、いかに他の3人にラインを見せるかも重要になります。自分1人のラウンドより、ずっと頭を使います。あと、それぞれに輝ける場があるというのもスクランブルの魅力。特にパットが上手い人は、キラッキラに輝けるので（笑）、おすすめです。

▼匿名希望 平均スコア110 「スコア110でも楽しめた」 5年ほど前に友達に誘われて初めてスクランブルの大会に出ました。友達の会社の人2人は初めて会う人だったので、話が合わなかったらどうしようと心配していましたが、杞憂でした。ゴルフという共通の話題があるので、10歳ほど年上の人、10歳ほど年下の人とワイワイ盛り上がれて最高でした。また、100も切れていない腕前なのに試合なんてとんでもないと思っていましたが、私が唯一女性で、前のティーから打てたこともあり、私のティーショットが一番多く採用されて自信になました。どんな腕前の人でも活躍できるので、初級・中級ぐらいのゴルファーでも遠慮は要りません。

・みんなの意見から見えてきたスクランブルのメリット

①チームで戦える ショットやパットなど、“一芸”が生きる。男女混合チームや、初心者にベテランが交じるチームもアリ。個人的に競り勝つのではなく、仲間と協力して一緒に勝つ」喜びが味わえる。 ②スリリングな戦略性 いい位置にあるボールを選ぶだけではなく、ティーショットの“採用ノルマ”があるため、高い戦略性が求められ、スリリングな展開も堪能できる。自身のマネジメント力もアップする。 ③ビッグスコアが出せる 「10アンダー」のように自分1人では決して出すことができないようなスコアが出せ、新しい世界が見られる。 ④“全国”への道がある 個人戦で全国大会に進むのは難しくても、団体戦なら予選を通過して全国決勝へ進出できる可能性もあり、目標ができる。

PHOTO／Tadashi Anezaki、Hiroaki Arihara ※週刊ゴルフダイジェスト10月8日号「スクランブルゴルフのススメ」から一部抜粋