家系を隠し続けたDAIGO、それを解禁した理由とは?
今月発売の最新シングル『WE GO』で約2年4か月ぶりに再始動を果たすロックバンド『BREAKERZ』。ボーカルのDAIGOはバラエティー番組をはじめ幅広い活躍を見せているが、同曲は自ら作詞、作曲を務めるなど音楽活動にかける情熱はまったく色あせない。その裏には、尊敬してやまない“恩人”の氷室京介との出会いがあった──。
ロックバンド『BREAKERZ』を結成後、それまで頑なに隠していた“竹下登元首相の孫”という出自を解禁し、30歳にして遅咲きのブレイクを果たしたDAIGOは、「本当に、おじいちゃんの名前もあってテレビ番組に出させてもらえるようになって。そこから『うぃっしゅ!』だったりが予想だにしない流行り方をして、ビックリするくらいの奇跡が続いて。本当に“奇跡の1年”でしたね」と当時を振り返る。 そのうえで、それまでずっと家系を隠し続けていた理由を聞くと、「音楽という自分がやりたいことをやって、おじいちゃんとは関係のないところで勝負したいというのがすごくあって。デビューした後も自分からはずっと言わなかったんですけど、やはりそういう家系で育ってきたこともあって、若い頃には『アイツはハングリーじゃないんじゃないか?』とか、色んな言われ方をしたこともありました」と明かす。
悩み続けた祖父・竹下登の“解禁”
実際、ブレイクの契機となったバラエティー番組から「祖父の話をしてくれないか?」と出演オファーが来た時も内心かなり迷ったそうだ。 「はじめはお断りしようと思っていたんですけど、僕も29歳になっていたし、『BREAKERZ』の今後のことを考えて色々と悩んでいて。家族や僕が尊敬している大先輩で兄貴分的な存在の『Acid Black Cherry』のyasuさんに相談したんです。そうしたら家族には『DAIGOの好きにしていい』と。yasuさんも『家族だし、ええんちゃうん。逆に隠していることの方が不自然なんじゃないの?』と言ってくださって。その時に『あっ、もういいかな』とスーッと思えたんですよね。人生1度きりだし、ロックバンドをやっている以上はとにかくライブを観せないと、という思いがずっと根底にあって。そして僕のことを知っている人が多ければ多くなるほど、僕たちのライブや曲に触れてもらえる機会も増えることになるので」と語る。