【箱根へのカングーでの旅】富士山に映えるルノー カングー ディーゼル仕様の新型カングー インテンスとの楽しい4日間
スペースも拡大されたルノーの小型バン、「カングー」に普通の乗用車並みの技術を追加。
もちろん“もっと遊べる空間”として生まれ変った新型ルノー カングーのユーティリティ(実用性)の高さは言うまでもいないが、驚くことに(?)、その運動性能の高さにも驚かされる。運転してみればわかる。とてもダイナミックで楽しいことは多くの人が意外に思うに違いない。
ほしいクルマの1台。「ルノー カングー」は常に頭の隅にある。万能フランス車だ。いや、ルノーらしさを備えた万能選手というべきだろう。 今回は、ディーゼル仕様の新型「ルノー カングー インテンス」で4日間、ヨコハマ➡御殿場➡FISCO(富士スピードウェイ)➡箱根➡横浜を旅した。 1.5リッターのターボチャージャー付直列4気筒ディーゼルエンジンで、116馬力+270Nmを発揮する。電子制御の7速ATで前輪駆動だ。
最初はハンドリングにじゃっかん違和感があったものの、翌日、山道を走ったら、素晴らしかった。「カングー」なのに「メガーヌ」か「トゥインゴ」かと思うほどだった。さすがはハンドリングのルノー。(笑)それからシートがとても良いと思った。フランス車(ルノー)の伝統だろうか? やっぱりディーゼルはエンジンブレーキが弱いらしい。山道の下りは、ブレーキばっかり踏んで、なんか運転が下手くそになった気になっていた。 でも良いクルマだ!(笑)
「ルノー カングー」は、1997年に「ルノー エクスプレス」に代わって初代モデルが登場して以来、小型バン市場の定番となっている。しかし、モデルラインが25年以上販売されている一方で、「カングー」の各世代は異例の長さで存続している。「カングーMk1」は10年間販売され、第2世代は2007年から2021年まで続いた。そして、日本では2022年に第3世代が「Mk2」に取って代わった。
しかし、この最新の「ルノー カングー」は待った甲斐があった。後継車よりもハンサムなマシンで、ルノーの乗用車ラインアップだけでなく、より大型のトラフィックにもインスパイアされたルックスを持っている。以前のバージョンの「カングー」もそうだったが、今回のクリオは驚くほど高級志向で、その結果、「カングーMk3」は小型バンとしてはかなりプレミアム感のあるインテリアを提供している。