「つばさの党」は家宅捜索に大はしゃぎ 数時間後に小池都知事の自宅を「逆ギレ街宣」 YouTubeでは「今日はモテそうだからクラブに飲みに行く」
謎のラッパーも出現
やがて批判の矛先はマスコミに。根本氏は一部テレビ局の名前を挙げつつ、「偏向報道したマスコミやインフルエンサーを片っぱしから刑事告訴していく」と訴えた。 「我々を暴力的な集団だみたいに印象操作していますが、言っときますが我々は暴力を受けた側ですからね。あくまで我々は言論で勝負をしているんです」(根本氏) その後、杉田氏の批判演説の後に出てきたのは、20代と思しき水色のキャップを被った謎のラッパーだった。 「ヨォ、ヨォ、小池ゆりこぉ、お前の政策に明日はない、お前の政策じゃ埒明かないから、俺たちで変えてくこの日本、ヨォ、小池百合子は緑のたぬき、ヨォ、ヨォ…」 大トリの黒川氏は、ひたすらメディア批判をぶちまけた。 「みなさん、メディアの方って表現の自由のもとで活動している方々だと思いますが、つばさの党の支持者もいて、つばさの党の言論を聞きたいという方は小池百合子の街宣の現場にもいたわけですよ」 「小池百合子、カイロ大学出ていないよね、って多くの人が思ってますよね。マスメディアの人たちも思ってますよね」
「うるさい」と注意した通行人を罵倒する支持者
支持者の女性から「そうだ、そうだ」の声が上がる。 「小池百合子の経歴詐称疑惑はほとんどワイドショーやってないでじゃないですか。だから、つばさの党にもっとやってくれと、小池百合子が嘘ついていると言ってくれとくるんです」 「どうせ(取材で撮った内容を)使わないでしょ、使わないよねー! だから、みなさんの視聴率も下がっているんだろうが。下がっているよね、若いヤツ、テレビ見ないからな! お前らがこんなことやって…」 こうしてつばさの党のメンバーたちは、約40分にわたり住宅街のど真ん中で言いたい放題、拡声器で叫び散らした後、支持者に囲まれながら去っていった。 小池氏は不在だったようだが、近隣住民はうるさくて迷惑千万だったろう。閑静な住宅街である。途中、たまりかねた通行人の男性が「お前ら、迷惑だろ。やめろ」と割って入ったが、支持者たちは立ち去る男性に「卑怯者―、逃げるなー」と罵声を浴びせていた。