ヤクルト・奥川 年男の来年は「復活と再生」 故郷石川復興へ「全部勝つぐらいの気持ちで頑張りたい」
ヤクルト・奥川恭伸投手(23)が28日、石川県金沢市内で行われた「コラントッテ」主催のスペシャルトークイベントに参加。詰めかけた500人のファンの前で誓ったのは、年男として迎える来年の「復活と再生」だ。 【写真】志願して故郷・石川でトークショーを行った奥川 ファン500人と感謝の記念撮影 「中6(日)でバリバリ回って、大事な試合を取って、チームで一番勝つ。そこまでいかないとというか、やっぱそこまで期待されていると思うので」 これが来年4月に24歳を迎える右腕が思い描く完全復活だ。巳(み)年は脱皮をするヘビのイメージから、新しいことが始まる年になると言われる。「年男なので頑張りたい」と笑う奥川は、今秋のフェニックス・リーグからフォークを投げる際の握りを修正。ボールを「第2関節で挟む感覚」にすると、ラプソードで測った数値も良化しているといい、「来季は自分でも楽しみ」と手応えを得た。 この日は星稜時代にバッテリーを組んだ巨人・山瀬と仲の良い掛け合いを見せ、恩師・林前監督もサプライズで登壇した。1月に起こった能登半島地震からの復興を目指す故郷に元気を届け、約束をする。「全部勝つぐらいの気持ちで頑張りたい」。強い思いを来季は結果でみせる。