釣り中に水難事故時、ピンポイントで居場所通知 迅速救助へ、遊漁券利用時にスマホのGPS位置情報記録
オンライン遊漁券アプリ企画運営のフィッシュパス(本社福井県坂井市丸岡町熊堂、西村成弘社長)は12月25日、ヘリ捜索サービス「ココヘリ」運営のオーセンティックジャパン(福岡市、久我一総社長)と業務提携し、「FISHPASS+C」の提供を始めた。専用の発信機がピンポイントで居場所を知らせ、万が一の水難事故時の迅速な救助につなげる。 ココヘリは登山者向けに普及が進んでおり、全国に約17万人の会員がいるサービス。キーホルダー型の発信機を貸与し、遭難時は専用受信機を備えたヘリや捜索隊が直接通信で位置を正確に特定。迅速な救助につなげる。衛星利用測位システム(GPS)より高精度な位置特定が可能という。 フィッシュパスのアプリでは遊漁券の利用時、スマホのGPS位置情報がデータサーバーに記録される。フィッシュパスのGPS情報とココヘリの位置特定を組み合わせ、事故時の早期発見を実現。釣り客の死亡・行方不明リスクに備える。釣行時に発信機携行を標準化することも、関係漁協と検討を進めたいとしている。 90日間で2750円など三つのプランを用意。期間中は550万円までの捜索サービスを受けられる。詳細はフィッシュパスホームページ。