バングラのデモ死者650人に 国連報告書、政権崩壊巡り
【ニューデリー共同】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は16日、バングラデシュで政権崩壊を引き起こした7月以降の一連の学生デモや8月上旬の政権崩壊後の混乱で、約650人が死亡したとする報告書を発表した。7月16日~8月11日の人数としている。 暫定政権を率いるムハマド・ユヌス首席顧問は17日、インドが主催した新興・途上国が集まるオンライン会議で、自由で公正な総選挙実施に向けた環境整備に注力する考えを示した。バングラデシュメディアが伝えた。総選挙の実施時期は不明。 学生デモ激化によるハシナ政権崩壊を受け、ユヌス氏は総選挙後に正式な政権が成立するまでの間、国の運営を担っている。