〔NY外為〕円、154円台前半(12日朝)
【ニューヨーク時事】連休明け12日午前のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の上昇を眺めて円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=154円台前半で推移している。午前9時現在は154円30~40銭と、前営業日の8日午後5時(152円60~70銭)比1円70銭の大幅な円安・ドル高。 ニューヨーク市場は新規の手掛かり材料難の中、154円台前半で取引を開始。米長期金利の上昇を背景とした海外市場の円売り・ドル買いの流れを引き継いだ。トランプ次期米大統領が掲げる追加関税導入など財政拡張的な政策でインフレが再燃するとの見方から、長期金利に先高観が広がっており、ドルが買われやすい地合いが続いている。 この日は、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事の講演で、利下げペースに関する発言があるかどうかが注目されている。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0620~0630ドル(前営業日午後5時は1.0714~0724ドル)、対円では同163円95銭~164円05銭(同163円52~62銭)と、43銭の円安・ユーロ高。