【香川県 2023年版】 冬の絶景・風物詩10選 瀬戸内の自然が生んだ脂ののったブリ
◆しっぽくうどん
香川県民の冬の定番うどんと言えば「しっぽくうどん」。秋から冬にかけて収穫した野菜をはじめ、鶏肉・油揚げなどをダシで炊いたものを茹でたうどんにかけたものだ。 鶏肉と旬の野菜がたっぷり入ったしっぽくうどんは、栄養満点で食べごたえもあり、寒い冬にはもってこいのメニュー。身体の芯から温まる冬の味覚として香川県で親しまれている。 香川県の飲食店では、この「しっぽくうどん」が冬限定のメニューとして提供されることがある。また、年末に年越しそばの代わりに食べることも。 しっぽくうどん
◆あん餅雑煮
讃岐の郷土料理「あん餅雑煮」。いりこと白味噌仕立ての味噌汁に大根や人参、そして甘い餡の入った丸餅を入れたお雑煮だ。 香川県では江戸時代から砂糖が特産品だったものの、庶民には手が届かないものだったという。「せめて正月三が日だけでも」という想いでお雑煮に取り入れるようになったのが始まりとされる。 大根や人参は輪切りにし、今年一年家族円満で丸く収まりますようにという願いが込められている。 辛い味噌の中に、甘いあんこは意外にも相性がよく、讃岐ならではの味わいを楽しめる。 あん餅雑煮(あんもちぞうに)
◆屋島 獅子の霊巌
高松市北東部に位置する屋島は、源平合戦の古戦場として知られる溶岩台地。国の史跡・天然記念物に指定された景勝地で、数多くの史跡や大自然を満喫できる。 眺望スポットが多くあるが、なかでも屋島山山頂にある獅子の霊巌は特に人気。展望台の下に海に向かって咆哮する獅子の形をした岩があることからこの名がついたとされる展望台で、ここから高松市街地や瀬戸内海の島々を一望できる。 また、夕景や夜景もすばらしく、「日本の夕陽百選」「夜景100選」「日本百名月」などに選ばれるほど。夕焼けから徐々に夜景に変わるまで美しい光景が続き、辺りに暗闇が広がる頃には、街が「四国随一の光量」といわれるほどのまばゆい輝きに包まれる。空気が澄んだ冬の時期は街の灯りがいっそう鮮明に見えて、宝石がちりばめられたような世界が広がる。 屋島 獅子の霊巌(やしまししのれいがん) 所在地 香川県高松市屋島東町