巨人・山崎 トークショーで決意新た 開幕投手、セ連覇、日本一へ「真っ直ぐ」
巨人・山崎が都内ホテルでの新春トークショーに出演し、書き初めで「真っ直(す)ぐ」としたため、「(球種の)ストレートという意味ではない。気持ちの浮き沈み、波があるので、今年は自分をコントロールして真っすぐ突き進もうと。目標に向かって真っすぐに」と力強く誓った。 昨季は開幕からローテーションの一角を守り、2年連続の10勝で4年ぶりのリーグV奪回に貢献した。前半戦で7勝を挙げ球宴にも初選出。だが、後半戦は失速して3勝に終わり「後半戦は足を引っ張った」と反省。シーズン通して心体ともにコンディションを維持することが課題だ。 最高のお手本が加入した。楽天から田中将が移籍。座右の銘は「氣持ち」で、グラブにも刺しゅうする。気迫あふれる投球で日米通算197勝を積み上げてきた。山崎は「たくさんの経験をされている。教えていただくこと、聞いて学ぶことはたくさんある。吸収して、自分の野球人生にプラスになるようにしたい」と対面を心待ち。メンタル面も含めて学べることは多い。 先発陣の柱の自覚を胸に臨む今季、まず狙うのは自身初の開幕投手。昨季大役を務めたエース・戸郷に挑戦状を叩きつけており「言ったからにはしっかりと頑張りたい。いろんな方が“3年やらないといけない”と。今年もしっかり投げられたら自信がつく」。文句なしの3年連続の成績を残し、その先のリーグ連覇、日本一へ、真っすぐに突き進む。(青森 正宣)