ロバート・クビサ、2025年も3台目の『フェラーリ499P』をドライブへ。AFコルセ残留が決定/WEC
元F1ドライバーで、現在はWEC世界耐久選手権に参戦しているロバート・クビサが、来季2025年も引き続きフェラーリのハイパーカーをドライブすることになった。クビサの残留は、WECハイパーカーのグリッドで3台目のフェラーリ499Pを走らせているAFコルセが、エントリーリストの発表に先立って認めたものだ。 【写真】WECのハイパーカークラスに参戦している“黄色”のフェラーリ499P 39歳のポーランド人ドライバーは当初、他メーカーへの移籍を含めさまざまなチャンスを模索していたが、最終的には来シーズンもイタリアのハイパーカーチームに残ることとなった。 彼は、AFコルセだけでなくフェラーリ陣営を離れることが明らかになったロバート・シュワルツマンに代わって新たにチームに加わるフィル・ハンソンと、今季2024年も83号車フェラーリのコクピットをシェアしたイーフェィ・イェとチームを組む。 クビサ、イェ、シュワルツマンの3名は、今季第6戦としてアメリカ、オースティンで行われた『ローンスター・ル・マン』でトヨタを振り切って総合優勝を果たし、フェラーリ499Pのル・マン以外でのWECシリーズ戦初優勝を飾っている。 「フェラーリ499Pのステアリングを握り、2025年シーズンもAFコルセとともにこの経験を続けられることをとても嬉しく思っている」とクビサは語った。 「83号車のプロジェクトを始めたときは、すべてが新しいものだった」 「今日、僕たちは12カ月間のハードワークを終え、ポジティブなことだけでなく、ネガティブなことも含めて多くの経験を積んできた。これらの経験を活かしてWECの新しいシーズンに挑んでいく」 「非常にチャレンジングなシーズンになることは間違いないが、今年得た経験をもとに、より良い仕事ができると確信している。2025年にまた会おう」 [オートスポーツweb 2024年11月22日]