【困惑】野菜高騰の波は「七草がゆ」にも スーパーは「入荷できない」 入荷の店は約3割増しで販売 “七草セット”の代わりにカブ・ダイコンでもOK
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1月7日は「七草の日」。 1年の無病息災を願って「七草がゆ」を食べる習わしとなっています。 ところが、その七草に価格高騰の波が来ていました。 熊本・天草市の保育園では、みんなで集めた七草を使っておかゆを作りました。 子供たちが夢中になって探していたのは「ゴギョウ」。 おかゆを食べた園児は「おいしい!」「おいしい。たのしかった」と話しました。 東京都内のおかゆ専門店も大にぎわいです。 「おかゆと麺 粥餐庁」では、6日から3日間限定で「七草がゆ」を販売しています。 購入した人は「七草がゆです、1月7日だから。野菜(の値段が)上がってきてるから、(七草の)セットがスーパーで売ってるけど、自分で作るより出来上がったおいしいもので…」と話しました。 2024年の猛暑などによる野菜の価格高騰が続く中、影響は七草にも及んでいます。 神奈川・横浜市の「スーパーセルシオ 和田町店」では、夏の猛暑で野菜が不作となった影響で七草のセットを仕入れることができませんでした。 青果部担当者: (Q.七草セットありますか?)注文はしたんですが、入荷がない状況で。 品薄状態となっている七草のセット。 手に入らない場合どうすればいいのか、代わりの案を聞きました。 青果部・池川啓一さん: 代替案としてはカブ(スズナ)。実も使えるし葉っぱも使える。大根(スズシロ)実も葉っぱも使える。あとは、強いて言うなら水菜とか。青臭さもあまりないので、かえって食べやすいのができるかな。商品自体がないっていうのが悲しい。 買い物に来ていた女性も、そろうものだけで作ると話します。 買い物客(80代): 七草にならないけど、カブ・大根があるから、お庭にハコベラあるから、そんなのを足して食べようかな。 取材班は七草セットを求め商店街へ。 すると、七草セットがありました。 佐藤青果店では、2024年より値上げした七草セットですが、残りわずかとなっていました。 佐藤青果店・佐藤忠さん: (2024年は)380円ぐらいで売ってた。今は500円ぐらい。(Q.これぐらいじゃないと採算がとれない?)とれない。