【脱出率15%】最怖ホラーと本格謎解きをカラオケルームで同時体験!?
いよいよ謎解き開始!
さて、ホラーゲームとしての出だしは上々だ。しかし謎解きとはどういうことだろう? どうやら今回のゲームは、スマホと連動して謎が出題される形のようだ。 スクリーンに表示されるQRを読み込んだり、カラオケルーム設置の端末を利用してヒントを得たりと、とにかくその場のありとあらゆる道具を活用する必要がある。謎解きブランドが制作に携わっていることもあり、謎解きマニアの方々も唸るであろう良問ばかりだ。 そして、このコンテンツの担当者に尋ねてみたところ、なんと最後の謎の正答率は15%。正解できなければ違うエンディングへと移行してしまうようで、取材者としての名誉に懸けてもここは正解しなくてはならないだろう。 じっくりと考えるために、まずは追加のソフトドリンクを注文。なかなか解くことができない。追加のフードを注文。うーん、まだ解けない。…………。 ……ギブアップだ。正解した15%の猛者は、どれだけの謎解きバトルをくぐり抜けてきたというのだろう。格が違う! 下唇を噛みしめ、涙目になりながらエンディングを眺め終わると、答えられなかった最後の謎についてのヒントが表示されていた。 目から鱗が落ちたようだった。 あのときのあれを思い出して、あれしてさえいれば……! 思いつかなかったとはいえ、発想力次第では解けたはずだと悔しくなるような、カラオケルームであることを活かしたすばらしい謎であった。 今回私は一人でゲームをプレイすることになったが、友人と話し合いながらプレイできていれば最後の謎もクリアできたかもしれない。 また、グループのプレイ料金は固定されているため、カラオケルームに入室できるかぎりは何人でもプレイが可能だ。団体で来て、プレイ料金を割り勘するのも良いだろう。防音設備がしっかりしているカラオケルームなのだから、他のホラーコンテンツとは違ってどれだけ絶叫したとしても怒られることはない。 本作の配信は来年1月末までと、まだまだ挑戦の機会はある。大人数でやってきて、カラオケルームの新たな定番である「謎解きホラー」をみんなでワイワイしながら楽しむのも良いだろう。 謎解きファンやホラーファン、そうでなくともなかなか涼しくならないこの残暑を吹き飛ばしたい方、脱出率15%を乗り越えた猛者となるべく、自身の腕を振るってみてはいかがだろう?
マクレディ 光琳