支援物資の配達打ち切られる…「がんばりようがない」それでもビニールハウスで避難生活
能登半島地震の被災地では、今もビニールハウスで避難生活を送る人がいるなど、厳しい状況が続いています。能登半島地震では、県内で241人が死亡し、7人の安否がいまも分かっていません。また、7万5000棟以上の住宅で被害が確認され1万人以上の住民が避難生活を余儀なくされています。 【写真を見る】支援物資の配達打ち切られる…「がんばりようがない」それでもビニールハウスで避難生活 MRO北陸放送・木村洸 記者「こちらの集落では住宅が倒壊して住めなくなり、地震から2か月がたったいまもこちらのビニールハウスで10人が生活を続けています」 石川県輪島市長井町では、地区の避難所が満員だったため、地震の直後からビニールハウスで避難生活をづつける住民が身を寄せ合っています。一方、ビニールハウスは指定避難所ではないため、市はこれまで行ってきた支援物資の配達を職員の不足などを理由に2月29日で打ち切りました。 ビニルハウスで暮らす住民からは「仮設がいついつ建つか、予定だけでも日にちをある程度言ってもらえたら」と言った声や「がんばりようがない」と言った声が聞かれました。 被災地では1日夕方から雪が降る見込みで、避難生活にさらなる追い打ちがかかりそうです。
北陸放送