バレー 西田有志の激闘の跡生々しく 左すねに血がにじんだ傷痕 イタリア戦でボールを追って看板に突っ込む 古賀紗理那との2ショに
バレー男子日本代表・西田有志の妻、古賀紗理那が7日、自身のインスタグラムに新規投稿。イタリア戦後の夫婦2ショットをアップしたが、西田の左すねには生々しい傷痕が刻まれていた。 【写真】左すねから血がタラリ 生々しい傷あとクッキリ 第3セット、西田はボールを追いかけてカメラマン席に突っ込んだ。その際、前に立てかけられていた看板の間に足を突っ込む形となった。左すねの傷はその際に負ったとみられ、直後にトレーナーが患部にテービングの処置を施した。 古賀との2ショットの際には、そのテーピングが外されており、生々しい傷痕がくっきり。血がにじんでおり、相当のダメージがあったとみられる。ただ負傷後も驚異的なジャンプ力は衰えず、強敵のイタリアに食い下がるため懸命なプレーを続けた。 西田はチーム2位の22得点をマーク。フルセットの激闘の末、惜しくもイタリアに敗れたが「悔しさが残る試合内容ではありましたけど、このチームで戦えたことがうれしく思いますし、少なからずここまで結果を出してきて、五輪で出せなかったというのが自分たちの中でも納得したくない結果ではあるものの、この試合結果で負けてしまったのも、なんていうか、試合の流れがあったかなと思いますけど」と語った。 その上で「なんですかね。チームが全員やりたいことをやっていたと思う。全員が100%の準備で臨んでいたと思う。頭の整理がついてない。なんとも言えない。このレベルなら何が起こってもおかしくない。日本チームがここまできたのは事実。1次Lは苦しかったが、きょうは全員がベストパフォーマンスに戻っていたと思う。あれだこれだというのは正直結果論でしかなくて、このバレーをしていて負けたなら、仕方ないということはないが、それぐらい納得できるバレー内容だった」と振り返り、代表から退くことを明言していた。 左すねを負傷したプレーは、一歩間違えば選手生命の危機に陥ってもおかしくなかった。それでも目標のメダルへ、故障のリスクを顧みず限界ギリギリまでボールを追った西田。多くの感動を呼んだ男子バレーチームを引っ張った証だった。