日本サッカー協会・影山技術委員長、アクチュアルプレーイングタイム改善へ本格議論 「魅力を失うことは避けるべき」
日本サッカー協会の影山雅永技術委員長(57)が10日、東京都内で開かれた技術委員会終了後、報道陣の取材に応じ、アクチュアルプレーイングタイム(1試合の中で実際にプレーが動いている時間)の改善に向けて、Jリーグとともに本格的な議論を開始したことを明らかにした。 影山委員長は「(Jリーグの)アクチュアルプレーイングタイムは5大リーグと比べると短い」と指摘。「プレースタイルとは離れたところでサッカーの魅力を失うことは避けていくべきだ。ルールではないが、改善に向けてやっていかないといけない」と話した。 ロングスローなどで時間をかかっていることについては「点を取るために工夫するのは当然」としながらも、「時間がかかって魅力がなくなり、(時間の)浪費になってしまうなら対策を考えないといけない。日本サッカーを魅力的にする、スタジアムに来ていただいている方、テレビやタブレットで見ていただいている方々に魅力的だなと思ってもらうものと、世界のレベルに追いつき、追い越すためにもっともっと高めていかなければいけないことを、分けて考えないといけない」と話した。 Jリーグでは昨季、町田がロングスローの準備で使用するタオルを巡って論争に発展した。影山委員長は「プレーとしてのレベルを上げたり、魅力を上げたりするため、浪費している時間をどう考えるべきか」とした。
中日スポーツ