ひょっとして不人気車?ワインディングの楽しさは秀逸。VTR-F【今週の愛車ピックアップ】
VTR-F(249cc)オーナー:tanukichi_nyantaさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはホンダ「VTR-F」、オーナーは「tanukichi_nyanta」さんです。 【画像】tanukichi_nyantaさんのVTR-Fをギャラリーで見る(4枚)
誰もが一度は目にしたことがある(ハズ)の250ccの名機、ホンダ「VTR」。トラスフレームがスポーティーな雰囲気を醸しつつ、オーソドックスな丸目ヘッドライトと親しみやすいコンパクトなデザインは、初めてミドルバイクに乗ろう! というビギナーにもとっつきやすく、それでいて万能な使い勝手はベテランからも手堅い評価を受けています。ポイントは80年代から改良を重ねて熟成された粘り強い水冷Vツインエンジン。当時はパワーをウリにしたスポーツエンジンでしたが、扱いやすい特性と頑丈さでツアラーとしてもピッタリ。90年代にはハーフカウルを搭載した「ゼルビス」も登場しました。 今回紹介するtanukichi_nyantaさんの愛車は、そんなVTRのモダンなシルエットと、ツアラーとしての便利な性能を併せ持った兄弟機「VTR-F」。2013年に登場した、VTRにハーフカウルを追加したモデルです。風に弱いのがウィークポイントのネイキッドに防風性能を追加したら、無敵の万能マシンになってしまうこと間違いナシ! と言いたいところながら、VTR-Fは2017年までのおよそ4年間という短いラインナップでした。このためスタンダードのVTRに比べて見かける機会は少なく、VTRオーナーにもその存在を知らない人がいるほど。 しかし、tanukichi_nyantaさんはバイク選びの前提として「ハーフカウルのある250が条件」という、ピンポイントでVTR-Fを狙い撃ち。雨風もしのげ、高速巡航でも安心なその恩恵にバッチリあずかれる上、VTシリーズらしい運動性能でワインディングも楽しい! ツアラーとしてはタンク容量が小さいという難点もありますが、VTRのカスタムパーツはかなり流用でき、便利に使いやすく仕上げる楽しみも。あまり人と被らないというのも、愛機の特別感を高めるスパイスです。これからも長く愛されるマシンとして、大事にされてゆくことでしょう! <MYバイクコメントより> ■購入動機・用途・比較車種 初代VT250Fに乗っていたこともあり、ツーリング用のバイクとして選択。ハーフカウルのある250が条件だった。コンセプト的にはゼルビスが完璧だったが古い車種なので、見た目が好みのVTR-Fに決定。 ■長所 パワーの盛り上がり感はないものの、通常の利用であれば不自由しないエンジン。 下道は全く不自由なし、高速でも120くらいで巡航しているが別に問題は感じない。ただし大型と違って疲れやすいのは仕方がない。ノーマルではスクリーンが低いため風が胸に当たるので、スクリーンエクステンションを取り付けている。 ミラーのおかげなのか、雨や冬の冷気が手をあまり直撃していない気がする。もちろん当たってくるが、ネイキッドとは明らかに差がある。 あまり見かけない(ひょっとして不人気車?)ので所有している満足感がある。人による好みの違いはあるが、このバイクはデザインで決めた要素が極めて高い。 ワインディングの楽しさは秀逸。 ■短所 タンク容量が12Lなのはあまりにも残念。燃費は30km/Lなので350kmは走れるとわかっていても200kmを超えると気になってくる。15L欲しかった。 今時のバイクにはある程度共通かもしれないが、シート形状の関係でお尻が痛くなる。ゲルザブは年中装備している。 シート高を抑えたためなのか、乗車姿勢にゆったり感はない。大型バイクとの最も大きな違いはこれかな。 ■今後のカスタムプラン 下記のカスタムでツーリングを楽しんでいる。 ・マジカルレーシング インナーフェンダー ・Alpha Rider ウィンドスクリーン ・キジマ製キャリア ・モトコ 車種専用パニアケースステー ・GIVI E350flow トップケース ・GIVI E22 パニアケース ・LEDヘッドライト スフィアライト ライジング ・VSYSTO 前後ドライブレコーダー ・ミツバサンコーETC2 ・キジマ グリップヒーター GH-07 ・デイトナDユニット ・kaedear デュアルUSBポート 約1ヶ月の北海道ツーリングにも行って、快適に過ごすことができた。6000km以上走ったが、何の不安もなかった。 カッティングシートでオリジナル感を楽しんでいる。これがけっこう楽しい。 ■今後のカスタムプラン ツーリングに必要or便利なものはほぼ装備したので、外装のオリジナル感を高めていこうかな。