侍ジャパン戦士も一軍の保証なし…他球団から高評価の「巨人の強打者」は
巨人残留を決断
捕手としての出場機会を求めるなら、他球団にFA移籍という選択肢も考えられただろう。だが、巨人で仲間たちと共に日本一を目指すことを決断した。一塁も守れるが、捕手へのこだわりは当然ある。同学年の甲斐は強力なライバルになるが、大城も大きな重圧を受け続けながら巨人のマスクをかぶりつづけてきた自負がある。 他球団を見ると、FA移籍してきた捕手が正捕手で固定されていないケースが見られる。22年オフに森友哉が西武からオリックスにFA移籍してきたが、若月健矢には強打が持ち味の森と違う魅力がある。今季の先発マスクを見ると、若月がチームトップの87試合。森が故障で戦線離脱した影響を配慮しなければいけないが、リーグトップの盗塁阻止率.474と奮闘した。 巨人でも同じような化学反応が起きるか。甲斐に負けじと、大城、岸田、小林が奮起してハイレベルな正捕手争いが繰り広げられればチーム力が上がることは間違いない。 写真=BBM
週刊ベースボール