万博初のペット同伴に吉村知事「認めるべき」 協会は9月の理事会で「見送り」提案の見通し
来年4月に開幕する大阪・関西万博に小型犬であれば同伴できるという案について、見送られる可能性が浮上していることがわかりました。一方で、大阪府の吉村知事は「実現すべき」だと主張しています。 6月に開かれた万博協会の理事会で、大阪・関西万博に平日の10日間限定で小型犬を同伴可能にする案が話し合われました。 関係者によりますと、協会幹部や経済界から実施には約8300万円がかかることから費用対効果を問う声や、人が多いところに連れていくことによる犬の負担を懸念する声が多数あがりました。 これらの意見を踏まえて再検討した結果、協会は9月開かれる次の理事会で、案の見送りを提案する見通しだということです。 一方で、大阪府の吉村洋文知事は23日、「ペット同伴は『いのち輝く未来社会のデザイン』という万博のテーマに合致する。同伴を認めるべきだ」と話し、改めて必要性を強調しました。 元々は自らが猫を飼う松井一郎元大阪市長が発案したもので、実現すれば万博として初めての試みです。 大阪府・市は次の理事会で、同伴案に推進の立場から見送りに反対するとみられます。
ABCテレビ