「晴海フラッグ」入居開始から半年 “選手村マンション”の実像は? どんな人が住んでいる?価格は?【THE TIME,】
■「駅から遠い…」をカバーする“新しい交通手段”には課題も 若い世代が増える晴海エリアですが、一方で困ったこともあるといいます。それは「交通の便」。晴海フラッグから最寄りの「勝どき駅」(都営大江戸線)まで、徒歩で約15分かかるため、「駅までが遠い」との声が多く聞かれました。 しかし、晴海には電車のかわりに“新しい交通手段”が2つあります! 1つ目は、五輪でも活躍した「東京BRT」。Bus Rapid Transitの略で、電車でいう「快速」のように、主要なバス停だけに止まる次世代バスです。 都バスの停留所が約300m間隔なのに対し、東京BRTは約1km間隔なので移動が早い!晴海フラッグから新橋駅まで、最短11分、大人片道220円で利用でき、車内も子育て世代が嬉しい設計に。 晴海 近隣住民: 「ベビーカーを何台かおけるぐらいスペースが広い」 さらに携帯の充電ができるコンセントがあったりと設備も充実していますが、最大の難点が…。 晴海 近隣住民: 「本数が少なくて朝はすごく混む」 平日の朝、8時台は10分おきの6便あるものの、7時台は3便、9時台は4便。増便を望む声が上がっているといいます。 そして晴海ならではの交通手段2つ目は、「船」です。 晴海からオフィス街・浜松町の沿岸まで最短5分で料金は500円。船内にはソファーシートや、外の景色が映し出されるモニターも。 デッキに出れば潮風を感じ、スカイツリーを眺めながらの優雅な「船」出勤ができちゃうのですが、ここでも1つ、難点が…。 実は操縦士の人手不足もあり、運航しているのは、火・水・木の週3日。しかも午前中の4便のみ。(晴海発8:30/8:55/9:20/9:45 ※悪天候の場合は運休する可能性もあり) 現在は1日に20人ほどが利用しているとのことですが、利用者がもっと増えれば、増便も期待できるそうです。 ■「災害に強い」世界に先駆けたインフラも整備 新しいといえば、晴海フラッグには「災害に強い」“新しいインフラ”も整備しています。 それは、水素による発電。