新米の価格「1.5倍」──高止まりナゼ?戻る? 「JAより1万円高く」…取り合いに 正しい保存方法は【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
スーパーに新米が並ぶようになりましたが、コメの値段は高止まりしています。背景には、集荷業者などによる新米の取り合いや、生産コストの上昇などがありそうです。今後の見通しや、貴重なコメをおいしく保存するコツについて専門家に聞きました。 そこで今回の#みんなのギモンでは、「コメの価格 いつまで高い?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●新米あるのに…値段戻らない? ●貴重なコメ 買い急がないで
■9月の新米、2006年以降で最高値
猪子華・日本テレビ社会部記者 「新米が出回ってきたのにコメの価格は高騰したままですよね。一体いつまで続くのでしょうか。現在の価格から見ていきます」 「農林水産省によると、9月の新米の取引価格は、去年は60kgあたり1万5314円でしたが、今年は2万2700円と約1.5倍に跳ね上がりました」 森圭介アナウンサー 「お米の貴重さを感じますね」 猪子記者 「これは集荷業者が卸売業者と取り引きする時の価格ですが、比較可能な2006年以降、初めて2万円を超えて過去最高となりました」 鈴江奈々アナウンサー 「(グラフを見ると)これまでも価格の上下があったのは分かりますが、ここ1年の上がり方が今までの上がり方と違うのがよく分かります」 桐谷美玲キャスター 「午前中にスーパーに行ってお米の価格を見ましたが、5kgで3700円でした。やっぱり高いなと思いましたね」 森アナウンサー 「ちょっと前なら10kg買えた値段ですよね」
■JA販売の山形県産「つや姫」の値段
猪子記者 「衝撃の上がり方ですよね。新米が出回ってスーパーの棚にはおコメが戻ってきたのに、安くならないのはなぜなのでしょうか」 「実際、ある通販サイトで農業協同組合(JA)が販売する山形県産『つや姫』の価格を見てみると、今年4月は10kgで5080円だったのが、30日は7280円と2000円以上値上がりしていました」 森アナウンサー 「新米が出回ったら安くなる、という話じゃなかったんでしたっけ?」 鈴江アナウンサー 「しばらくしたら落ち着く、という情報もありましたよね」