イ・ボミさん

◆女子プロゴルフツアー　延田グループ・マスターズＧＣレディース　最終日（２０日、兵庫・マスターズＧＣ＝６５０６ヤード、パー７２） 　２０１５、１６年賞金女王で昨年日本ツアーを引退した、大会アンバサダーのイ・ボミさんが試合後、取材に応じた。連日、スタートホールで選手たちを見送り、イベントではファンと交流した。 　日本ツアーで通算２１勝と大活躍し「スマイル・キャンディ」の愛称で親しまれた人気ゴルファーは「去年までは自分のゴルフで頑張っていたけど、今年の場合はギャラリーやファンの皆さんに喜んでもらえるように、いろいろ考えて頑張りました。本当に一週間が短く感じるくらい幸せな時間でした」と笑顔で語った。 　２０２３年限りで、日本ツアーに終止符を打った。昨年１０月には所属先大会である、このマスターズＧＣレディースで多くのファンに見送られながらプレーした。今後は来月第２週に行われる、母国・韓国ツアーの最終戦となるスポンサーの試合にも出場予定だと明かした。 　今大会では韓国のイ・ミニョンが２年ぶりにツアー優勝。ボミさんは「（今年来て）韓国選手が少なくなっていて、もうちょっといてほしいなと思っていたんですけども、その中でミニョンちゃんが優勝できてとてもうれしかった。（いずれもパーセーブした）１６、１７、１８番と素晴らしいプレーで（ミニョンの）笑顔が見られましたね」と喜んだ。 　今季ツアー７勝で、今大会で５月以来の予選落ちを喫した２１歳の竹田麗央（りお）については「優勝してほしかったので（予選落ちして）心が痛かった。そういう気持ちも私は分かる。私は優勝していても、（何試合かに１回）休んで試合をしていた。麗央ちゃんの場合は米国の試合も含め、休まずにずっと出ていて、今体力が落ちているだけかなと思うから、ちゃんと今週休んで大事な残り試合でまた優勝してほしい」とエール。自身もかつて女王争いを演じた経験から、重圧の中で奮闘する竹田を思いやった。