ノリス圧勝にレッドブルF1が危機感!パフォーマンス向上が急務!マルコ博士「4週間の作業に期待」 ホーナー代表「このままではマクラーレンに勝てない」
レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、2024年マシンのパフォーマンス向上が急務であることを認めた。F1シンガポールGPではマックス・フェルスタッペンが予選と決勝で2位を獲得したものの、マクラーレンのランド・ノリスが圧倒的な優勝を果たした。 ●【2024F1第18戦シンガポールGP】全セッションの結果 レース後、マルコ博士は「どうやって彼が引き離していったのか、クレイジーだ。我々の差は深刻だ。パフォーマンスが急務だ」と述べ、「幸い4週間取り組める」と次のF1アメリカGPまでの作業に期待を寄せた。 レッドブルはドライバーズチャンピオンシップでのノリスとの差を最小限に抑えるため、ダニエル・リカルド(RB)がレース終盤にピットインしてファステストラップを獲り、ノリスが追加で得られるはずだった1ポイントを阻止した。この行動に対し、フェルスタッペンは無線で「ありがとう、ダニエル」と感謝を示した。 1ポイントを奪われたマクラーレンのザック・ブラウンCEOは「スポーツ的に残念だ。トラック上でAチームとBチームの協力関係があってはならないのに起こってしまった。このポイントが最終結果に影響しないことを願う」と『ORF』に不満を表明した。 元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、ブラウンCEOの態度を嘲笑した。「彼が言う『不公平』とは何を指しているのだろうか?ただそれが実情であり、彼らのしたことは問題ない。」 レッドブルはコンストラクターズ・チャンピオンシップのタイトルを諦めているようだ。クリスチャン・ホーナー代表は「このままの状態ではマクラーレンに勝てない」と評した。