【解説】“政治とカネ”を徹底調査 「裏金は便利」「なくせない」安倍派秘書らが赤裸々に
日テレNEWS NNN
国会では14日、参議院の政治倫理審査会が開かれます。永田町では、“政治とカネ”の問題を解決できずにいるわけですが、いったい「裏金」は何に使われてきたのか、私たちは徹底取材しました。
■“キックバック”や“中抜き”…派閥の政治資金めぐる「裏金」とは?
今回、「裏金」と指摘されているのは、派閥パーティー券をノルマを超えて売った分について、派閥から“キックバック”を受けたり、パーティー券収入の一部を“中抜き”したりしたにもかかわらず、収支報告書に記載していなかったカネのことです。
■計85人で合計5億7949万円 使い道は?
自民党の調査によると、「裏金」があったのは現職議員82人と支部長3人の85人で、合計金額は5億7949万円でした。このうち、「裏金」を実際に使用していたのは53人、使用せずに保管していたのが31人でした。 その使い道として具体的にあげられたのは、会合費、研修会施設経費、懇親費用、小口現金など、議員によってさまざまでした。ただ、「懇親費用」といわれても、具体的に何に使われたのか、イメージしづらいと思います。
問題発覚後に修正された、ある議員の収支報告書を調べると、「飲食代」として高級鉄板焼きに7万1870円、ステーキに12万5235円、などが計上されていました。ただ、収支報告書では、誰と、何のために、こうした飲食代が使われたのか、あるいは、ここに「裏金」が含まれているのかどうかは、明らかにされていません。 「裏金」の具体的な使い道は、いまだに明らかになっていない部分も多いのが現状です。 ◇ はたして「裏金」は、実際には、どういう使い方をされていたのか。 私たちは、安倍派議員の現役秘書たちから、実態を聞くことができました。 ※詳しくは動画をご覧ください(3月13日放送『news every.』より)