【ACLE】元横浜のティーラトン、古巣対決に「おもしろい試合になる」ブリーラムで日産スに帰還
アジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)第4戦で横浜F・マリノスと対戦するブリーラム(タイ)が5日、試合を翌日に控え会場の日産スタジアムで公式会見を行った。21年までの3シーズン、横浜に在籍したDFティーラトン・ブンマタン(34)が登壇し、「おもしろい試合になる」と勝利への意欲をにじませた。 横浜時代は左サイドバックとして巧みなボール扱いを武器に攻撃力を発揮したティーラトン。ブリーラムではボランチを担うチームの主力は「マリノスが強いのは分かっている。だけどいい準備をしてきたし、私はどういうことをやればいいのか分かっている」と攻略に自信を見せた。 横浜時代は「ブンちゃん」の愛称で親しまれた男は「横浜、日産スタジアムに戻ってきてとってもうれしいです。前回ファンのみなさまにお別れを言うことが出来ませんでしたので。横浜に関しては忘れがたい思い出があります。そして優勝トロフィーを掲げた時に、サポーターのみなさんもタイからきた私を温かく応援してくださいました。明日もみなさん歓迎してくれるのかなと思います」と話した。 チームは1次リーグ開幕から2勝1分けと負けなしで、12チーム中3位と好調。ブラジル人ストライカーのビッソリ、タイ代表FWジャディードの2トップは強力で、10番を背負うトップ下のブラジル人MFクリスピムも加わってくる攻撃陣は手ごわい。 指揮を執るブラジル人のオスマール・ロス監督(49)監督は、横浜の弱点を問われると「ここで言うことは控えたい。明日の試合運びのヒントになるので」とけん制しつつ、「(横浜は)選手を攻撃的な布陣にすることができ、クロスを入れるのがうまい。波状攻撃にもたけている。それを発揮させないよう、押さえ込むことが我々の命題になる。おもしろい試合になる」と話し、好ゲームを約束した。