ティーショットでまさかのチョロ…2打目の3Wこれはアリ? ミスした後の守りと攻めを徹底解説【前編】
ティーショットで思い切りチョロしたりアプローチで、まさかのシャンク……。週刊ゴルフダイジェスト12月3日号では「ミスした後の守りと攻め」のマネジメント法を紹介している。突発的なミスは数あれど、大切なことは「その次の対処法です」と村上プロ。「みんなのゴルフダイジェスト」では前半と後半にわけて紹介する。【全2回中1回目】
“刻んで3打目勝負”だけが攻略法じゃない
チョロした後の2打目は、恥ずかしい気持ちや後続に見られたくない焦りなど、平常心からかけ離れた状態で臨む人が多い。大きく息を吐いて、落ち着いて打ちたいけれど、やっぱり2打目に3Wを持つのは無謀?
Case1 チョロ後の2打目
ライが良くて開けていれば狙うのもアリ! 緩やかな上り傾斜のパー4だが、比較的距離はない。左グリーンの場合はバンカーが手前にないので、届きそうであれば2グリーンの間を狙って長い番手を持つのも時として有効。
「もちろん安全策が基本ですが、大叩きを恐れるあまり守備偏重になるのも問題。こういった場面では、よく『3打目で自分の得意距離が残るように刻む』と言われますが、アマチュアの方はグリーンに近ければ近いほど良いのも事実。グリーン周りが広かったり、ボールが浮いていたら、3Wでとにかく前を目指すのも十分にアリです」 たとえばCase1のホールは距離も短く、2打目地点は軽い左足上がりなので、ラフに沈んでさえいなければボールは上げやすい。2グリーンでグリーン周りも広いことから、多少のミスも許されるので、3Wは適役だ。 「この場面でいえばグリーン手前にバンカーがあるときは別。2打目をバンカーに入れたら、それこそ素ダボが見えます」 あくまでも状況次第。でも悪いライに対する許容度は広いということを覚えておけば、役立つ場面は出てきそうだ。
ワンポイントLesson 「左足上がりは背骨を右に傾ける」
写真Aのような緩い左足上がりであれば、構えを少し変えるだけで普段どおりのスウィングをすれば問題ない。「このとき上体だけを右に傾け、傾斜を無効化します」。 ※無効化については「後編」で公開します!