サッカー日本代表、28歳のFW大橋祐紀が代表デビュー 「もっともっと自分のクオリティーも上げていきたい」
【ジャカルタ15日=山下幸志朗】国際サッカー連盟(FIFA)ランキング15位の日本は、同130位のインドネシアに4-0で快勝した。後半34分にFW大橋祐紀(28)=ブラックバーン=が途中出場。遅咲きのストライカーが代表デビューを果たした。日本は4勝1分けの勝ち点13とし、C組首位で最終予選を折り返した。 やっとチャンスが巡ってきた。初招集だった10月から数えて3試合目。FW大橋は1トップの位置にFW小川との交代で入る。初めて日の丸を背負ってピッチに立った。 「(初選出以降)ピッチ立つことを意識してやってきて、競争が激しい中でも出させてもらったことに感謝している」 ポストプレーや守備にも奔走する姿が特徴的なストライカーは、今夏に広島からイングランド2部ブラックバーンに移籍した。広島では22試合11得点、移籍先でも開幕から定位置をつかみ15試合4得点と結果を残している。「オフサイドになってしまったが、ああいったシーンを増やしていければと思う」。DFラインの裏へ抜け出して相手GKと1対1の場面を作るなど、限られた時間の出場となったが特長を発揮した。 「もっともっと自分のクオリティーも上げていきたい。そのなかでしっかりと点を取れるようなストライカーになりたい」と大橋。やっと夢の舞台にたどり着いた28歳の遅咲きのストライカーはまだまだ成長していく。