【ハイライト動画あり】お互い意地を見せた入替戦回避の戦い。三菱重工相模原ダイナボアーズvs.リコーブラックラムズ東京
さらにブラックラムズが畳みかける。13分にはモールを起点に攻め込み、最後はCTB(センター)ロトアヘア アマナキ大洋が切れ込み、右中間にトライ。21分にはモールを押し込み、キャプテンHO武井日向が押さえて、19-0と大きくリードする。
27分、ダイナボーズもようやく反撃。モールを押し込み、FL(フランカー)吉田杏が押さえて、SO相模原ジェームス・グレイソンがゴールを決めて、7-19とする。
しかし、集中力の高かった黒衣軍団は、SO中楠の好タッチキックからチャンスを迎え、34分には再びモールを押し込み、日本代表FLアマト・ファカタヴァが押さえ、24-7と大きくリードして前半を終えた。
後半、ともにスコアボードに得点を刻めない状況が続く。後半9分、ブラックラムズのトライはTMOの末、スローフォワードとなり、追加点を挙げられなかった。
ゲームが動いたのは17分だった。ダイナボアーズがアタックしていたが、ラックからボールがこぼれてブラックラムズがターンオーバー。WTB栗原由太からCTBロトアヘアとつなぎ、40mほど走りきって右端にトライ。SO中楠がゴールを決め、31-7とさらにリードを広げた。
しかし、ホストのファンの前でダイナボアーズが攻めの姿勢を貫く。21分、WTBベン・ポルトリッジがラインブレイクし、チャンスメイク。ボールを継続して最後は39歳のHO(フッカー)安江祥光がねじ込んで左中間にトライ。28分にはモールを起点にLO(ロック)ウォルト・スティーンカンプがトライを挙げ、21-31と10点差に迫った。
さらにダイナボアーズは39分、ボールを動かして相手の反則を誘い、中央からSOグレイソンがPG(ペナルティゴール)を沈めて、24-31とついに、負けても勝ち点1を得ることができる7点差に迫った。
ロスタイム、トライ差が5本と3本で2本差だったため、ブラックラムズは1トライを取ることができれば、勝ち点5を得られるため、自陣から攻め込んだが、最後はFB(フルバック)アイザック・ルーカスのチップキックが相手に入り、そのまま24-31でノーサイドを迎えた。