なぜ獲ったの…。横浜F・マリノス、謎すぎた歴代外国人選手(6)先発起用もゴールもなし…。震災後に帰国
1993年に開幕したJリーグでは、数多くの外国人選手がプレーしてきた。見事な活躍をしてクラブの目標達成や発展に貢献した助っ人がいるが、期待に応えられず、ほとんどピッチに立つことなく日本を去った選手も少なくない。今回は、横浜F・マリノスで活躍できなかった外国籍選手を紹介する。※成績は横浜F・マリノス在籍時のもの。
FW:パブロ・バスティアニーニ(アルゼンチン) 生年月日:1982年11月9日 在籍期間:2010年1月~2011年4月 Jリーグ成績:6試合0得点 2010シーズンの新戦力であるパブロ・バスティアニーニは、横浜F・マリノスで全くと言っていいほど結果を残せなかったアルゼンチン人FWだ。 2002年にアルゼンチンでプロデビューを飾ったバスティアニーニは、イングランド、ギリシャ、ベネズエラ、イスラエルと様々な国のクラブを渡り歩き、2010年に横浜F・マリノスに加入した。身長187cm・体重80kgの大型ストライカーで、前年にはアルゼンチン2部リーグで14試合に出場して8得点を挙げていただけに期待は高まったものの、1年目はリーグ戦6試合に出場して無得点。先発での起用は一度もなかった。網膜剥離で戦線を離れた時期があったとしても、納得できる数字ではない。 それでも残留して2011シーズンも横浜F・マリノスでスタートしたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、「震災後に帰国した家族の強い要望もあり、帰国して家族のもとで新たな道を歩み続けることを決断しました」とコメントを残して4月に契約を解除となり、Jリーグでの挑戦を終えた。
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