「タタメルバイク」の工房で開かれたナゾの会!メンバーそれぞれが自作車を持ち寄って……
木製電動車などをスタジオで撮ってみる!
生駒ラボには隣接した建屋の中にスタジオが作ってあったので、そこに入れられる車体は自作四輪も撮影しました。ICOMAのメンバーである水嶋徹さん作のかわいい木製車体の電動カー、それに同ICOMAの製作スタッフであり、自らシャシーもパイプフレームで製作した豊永さんの「自作ミニカー2号機」、この2台をスタジオ撮りしてみました。 他にも大きな車体で驚くような変身機能を持つ四輪や、味のある木製の車体もありましたが、今回は変形機能全容が撮れなかったため恐縮ながら割愛させていただきます。 このミーティングは「タタメルバイク」製作者の生駒さんの思いつきと、各製作者同志のつながりで開催されたとのことです。以前メーカー勤務であった元プロや、研究熱心なハイアマチュアの意見交換会のような熱い集まりとなっています。次回も開催されるのがとっても楽しみ!なミーティングカテゴリーですね。 ■京都から参加の電動スクーター。京都府京都市の株式会社machi-hub(代表取締役 番匠鷹也氏)からのおふたりが、このスクーターとCB50ベースの電動バイクで参加。 ■われわれ昭和世代には懐かしい青春のバイクCB50。エンジンがなくやけにスッキリした車体には、バッテリーと小型のモーター。現状では赤い電動パッソルの方が動力性能が高いとのこと。動力向上に期待したい車種ですね。 ■ICOMA製作スタッフの豊永大空(ひろたか)さんが「タタメルバイク」の性能実験と探究心で作った通称“モンスターマシン”。よりハイパワーなモーターを搭載し、トップスピードは70km/hほどマークする高速型。原付二種登録となっています。 ■航続距離が伸び、動力性能も向上した岩渕さん作の進化版・電動カタナはこの作でツインモーター化。バッテリー&モーターの重さにより荷重配分が前寄りなので、乗り方に少し工夫が必要そう。面白いバイクに仕上がっています! ■お子ちゃま仕様の木製ミニカーは水嶋徹氏の作品。元々大手メーカー系製作のプロである氏の遊び心が反映されています。 ■もう一台の大人も乗れる仕様の木製ミニカーも、同じく水嶋徹氏の手によるもの。 ■「タタメルバイク」の“モンスターマシン”と同じく、ICOMAのスタッフ豊永さんが自作した“自作ミニカー2号機”。設計から完成まで15か月、渾身のスペースフレーム、3ペダルで、6速MTのNSR50エンジンを搭載。純正チャンバーを車体に収めるのに努力を惜しまず。なんと日本一周を223日で完走した力作。 ■このミーティングの発起人であり、「タタメルバイク」のデザイン&製作の立役者でもある生駒崇光(いこまたかみつ)さん。あちこち海外も飛び回っていて、いつもアイデアが湧き出ている御仁。 レポート&撮影●小見哲彦