先週のバイク界隈ショートニュースまとめ×10〈2024/9/13~9/19〉
YOSHIMURA SERT Motulがボルドール24時間耐久レース優勝。年間チャンピオンに(9/14~15)
9/14(土)~15(日)、フランスのポールリカールサーキットでボルドール24時間耐久レース(以下、ボルドール24耐)が開催された。 このレースでマフラーを筆頭としたバイクパーツ等を製造するYOSHIMURA(ヨシムラ)とフランスの大手エンジンオイルメーカーのMotul(モチュール)による日仏合同チーム「YOSHIMURA SERT Motul」のグレッグ・ブラック/エティエンヌ・マッソン/ダン・リンフッドは24時間で737周を完走し、ボルドール24耐で優勝を飾った。また、同チームはボルドール24耐で優勝したことにより、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)世界耐久選手権の年間成績で1位となり、2024年のFIM EWC(耐久世界チャンピオン)タイトルを獲得した。 同チームが使用したGSX-R1000Rの製造元であるスズキは、この結果に対し、X(旧Twitter)の公式アカウントで同チームの優勝報告を引用リポストしている。
[ドゥカティ] ハイパーモタードモノ698を販売開始(9/14)
イタリアの高級バイクメーカー・ドゥカティは「HYPER MOTARD MONO 698(ハイパーモタードモノ698)」を9/14(土)に販売開始すると発表した。以前より国内導入がアナウンスされていた同車だが、このたび公式サイトにて正式に販売開始が告知されることとなった。 ドゥカティではとくに「Lツイン」とも呼ばれる90度バンクV型2気筒やV型4気筒といったV型エンジンを得意とする同社としては珍しい、単気筒エンジンを積むのが同車最大の特徴だ。エンジンは以前同社が製造していたスーパースポーツ・1299パニガーレのスーパークアドロから1気筒切り取ってきたものをベースとしていて、116mmもの大きなボア径のピストンによるビッグボア・ショートストロークによって高回転型となっている。 車体重量は151kg(燃料除く)ととても軽量。軽量コンパクトな車体に高出力エンジンを積むドゥカティらしい設計思想によって生まれた、エキサイティングなモデルだ。またビッグシングルのモタードという存在は、同社のみならず他社含めた現在過去すべてのラインナップを見渡しても珍しく貴重だ。価格は170万円から。