「同性愛者は異常者ではない、差別になることが伝わって」同性婚訴訟めぐり原告らが訴え
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同性婚を認めないのは憲法に違反するかどうかが争われている裁判。原告の同性カップルは「私たちに向き合ってほしい」と訴えました。 京都府などの同性カップル3組が「民法などで同性婚が認められないのは憲法に違反する」として、国に1人あたり100万円の損害賠償を求めている裁判。 一審の大阪地裁からはおととし、「同性婚は議論の過程にあり、憲法に違反するとは直ちに認められない」として訴えが退けられたため、控訴しています。 11月13日は、精子提供で子どもを出産した原告の同性カップルが意見陳述し、「将来的に違憲となる可能性がある」としていた一審判決について、「大阪地裁は“いつか”という無責任な言葉で逃げた。今、私たちの話をしているのに向き合わなかった」と指摘。「異性間の婚姻では当たり前に保障されている権利が私たちには何ひとつない。この状況は明らかに差別です」と訴えました。 (原告 坂田テレサさん)「同性愛者が異常者ではないということ、異常者ではないので、区別する理由がないから、差別になるということが伝わってほしい」 裁判は11月13日に結審し、来年3月25日に判決が言い渡される予定です。
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