「お母さんは絶対に裏切らない」楽天の『三木ママ』こと三木肇監督 選手への向き合いは「聞く」ではなく「聴く」耳と目と心で話を聞くんだよ【ヒーローインタビュー】
■負傷した小郷選手と話したこと 三木監督との対話の中で救われた選手の1人が、プロ6年目の今シーズン12球団唯一フルイニング出場を果たした小郷裕哉選手です。 今年2月、沖縄キャンプ中に右足首を負傷し一軍を離脱。しかし、三木監督と話したことで発想の転換に繋がったといいます。 楽天イーグルス 小郷裕哉選手: 僕の中では「ケガして良かったんじゃないかな」という思いが残るようなシーズンになったので。「この瞬間に起きていることが、良いことや悪いことだけじゃない」という言葉を(三木監督から)いただいたので、それは非常に今シーズン活きたかなと思います。 では、小郷選手への三木監督の思いは。 楽天 三木監督: 小郷に関して話したら、僕が2019年に楽天に来た時の、19年のドラフト7位だったかな。なので一緒にイーグルスを共に歩んできたというか。これまでほぼファームで、彼とはいろんなことを取り組んでやってきた中で。今年の2月も少しケガをして久米島(楽天二軍の春季キャンプ場所)に来たんですけども、夕食を食べていたら向こうから、「監督ちょっと話しましょうよ」って来てくれたのが、まず嬉しかったですね。 僕がちょっと来い、って言うのは簡単なんですけども、小郷自身が話をしたいと思って来てくれているから、やっぱりきく耳も違うし。 ■「聞く」ではなく「聴く」、耳と目と心で人の話を聞く 楽天 三木監督: 例えば若い選手によく話すのが、人の話をきくときも、漢字で「聞く」ではなくて、「聴く」。耳に、目は横ですけど、下に心。だから耳と目と心で人の話を聞くんだよ、というのは僕も気をつけてるんですけど。 そういうことを考えると、2月に(小郷選手と)話したときに、一言で言うと「成長したな」って。「そんなことを聞いてくるのか、そんなことを考えているのか」っていう、僕も勉強になりましたね。去年のプレーを振り返ってどうしたらよかったかとか、野球のことはもちろん話をするんですけども、二軍に来たことを振り返ったときに「いい時間だったな」というふうに、する瞬間なんでそこが。 その思いを強く持って、日々をどう過ごすかがお前にとって大事になると思うよという話はしましたね。
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