近視の人は要注意、若くても陥る「緑内障リスク」 40代になったら受けておきたい「目の検査」2つ 早期発見・早期治療で進行を緩やかに
一般的にみて「緑内障は恐ろしい病気」と思われているが、正しく理解して、治療を受ければ、決して怖くはない。実際に緑内障になって失明する人は、1%もいない。 「緑内障と診断されただけで仕事を辞めてしまったり、うつ病になってしまったりする方もいます。そもそも、健診などで指摘されたのに怖がって受診しないという方もいます。適切な治療を受ければ、生涯普通に日常生活を送れる可能性が高い。自覚症状がないうちに診断されたらラッキーだと思って、治療を受けてほしいと思います」(相原医師)
(取材・文/中寺暁子) 東京大学医学部眼科学教室教授 相原一医師 1989年、東京大学医学部卒、98年、東京大学大学院生化学細胞情報部門卒業。カリフォルニア大学サンディエゴ校緑内障センター主任研究員、四谷しらと眼科副院長などを経て、2015年から現職。日本眼科学会指導医・専門医、日本緑内障学会理事。
東洋経済オンライン医療取材チーム :記者・ライター