ニュルブルクリンクのパドックで爆発事故が発生。複数名が救急搬送される事態に
今週末に開催されるNLSニュルブルクリンク耐久シリーズ第4戦ADACルール・ポカール6時間レースを前に行なわれていた練習走行中、パドックで爆発が発生した。 爆発したのは圧縮空気のボンベ。充填中のボンベが爆発したことで数人が負傷し、即座にセッションが中止となった。 多数の救急車と数機の救助ヘリが出動し、パドックは不穏な空気に包まれた。混乱を避けるためにも、パドックはその後警察によって封鎖された。 NLSは以下のように公式声明を出している。 「NLS4に先立つテストセッション中、午後6時過ぎにパドックエリアのピットボックス裏で爆発が発生した。初期調査の結果によると、原因は圧力ボンベにあったようだ」 「現場にいた大勢のレスキュー隊員が直ちに適切な処置を開始し、事故現場を封鎖した。セッションは直ちに中断された」 「最初の報告によると、負傷者が数名おり、ニュルブルクリンク医療センターで緊急治療を受けた後、救急ヘリコプターで近隣の病院に搬送されたとのことだ」 「このような状況では標準的な手順だが、警察が現場検証を行なっている。詳細はまもなく発表される」 そして金曜日の23時、NLSは今週末のレース開催を決めた。この決定は、チーム協会であるILNとの調整のもとに行なわれたという。 代表のマイク・イエーガーは「テスト中に起きた不運な労働災害に、我々は深いショックを受けている」と語った。 「しかし、この事故はイベントとは直接関係がないため、チームとともにレースを続行することを決定した」
Heiko Stritzke