空き家問題への取り組みで社会貢献を目指す ~ カチタス・森川晶事業戦略本部長 単独インタビュー ~
―今後の展望と未来像について
カチタスとしては、まずは年間1万戸の販売を目指している。販売件数が1万戸を超えてくるとマーケットの中で更に存在感が増し、規模の経済も効いてくる。目標達成に向けて、次期中期経営計画の構成を練っているところだ。 空き家問題が社会問題としてフォーカスされ始め、一見業界としては追い風一色のように見えるかもしれないが、日々手探りでノウハウを蓄積している。とりわけ、人材育成は重要な成長エンジンと捉えており、地方の大学の採用強化や、社員教育、働きやすさの向上には引き続き取り組んでいく。 中古住宅の再生、販売は細かいケアポイントが多く、手間がかかるため、社員一人ひとりの人材育成が鍵となる。社員教育に注力しつつ、事業を通じて少しでも社会貢献に繋げていければと考えている。 (東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2024年11月13日号掲載「WeeklyTopics」を再編集)