ディズニー、映画や配信アニメで日本市場に照準 国内作品の海外展開も
同じく発表されたディズニープラスの韓国発の注目10作品が、全て実写ドラマだったことを考えると、日本作品の強みがアニメにあるのは明らか。ドラマが韓国と差をつけられているのはさみしいが、「日本はアニメキャラクターなどのIP(知的財産)が強くてうらやましい。俳優は年を取るから、いつまで人気が続くか」(韓国のメディア関係者)との見方もある。
■吹き替えも魅力
劇場作品に話を戻すと、今月20日にはコンピューターグラフィックスによる〝超実写〟映画「ライオン・キング:ムファサ」の全国公開が控えている。2019年公開の「ライオン・キング」の前日譚にあたり、息子シンバを守った父のムファサ王と、弟で悪役となるスカー(タカ)の物語。
日本では年々、海外映画を見る際の「吹き替え」派が増えているという。ディズニー・ジャパンの担当者は「吹替版は各界から日本のトップアーティストが集結する」といい、「魅力的なミュージカル映画として注目いただけたら」と期待感を示した。(三宅令)