雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
■パンク修理キットは修理した後がめんどい!
上記と同じく燃費を高めるために、最近のクルマは重いスペアタイヤを積んでいない。 その結果、トランクやラゲッジの床下には、味気ないパンク修理キットが置かれることになった。「タイヤ外してジャッキアップする手間がなくなったじゃん」と支持する人もいるかもしれないが、これはこれで結構面倒なのだ。 まず修理剤を充填してコンプレッサーで空気を入れる作業。パンクの原因になったクギなどは抜いちゃダメだし、修理剤がタイヤ全周に行き渡るよう、クルマはタイヤバルブが真上に来るように停めたほうがよい。 さらに修理剤を入れるためには、タイヤバルブのバルブコア(いわゆるムシ)も外さにゃならんし(これを避けるためコンプレッサーの空気で修理剤を送り込むタイプもある)、そもそもこの作業は応急措置だから、遠からずディーラーなどでタイヤ交換が必要になるのだ。 そのタイヤ交換も大変だ。「パンク修理剤を使ったタイヤは廃棄」というお店が多いうえ、ホイールの内側にこびり付いた修理剤を除去するのにも手間がかかる。さらにパンク修理剤も買い直しておかなければならないから、結構な出費になるのだ。 いかがだろうか。この他にも、一部のハイブリッド車がバッテリーあがりの救援ができなかったり、熱源のないバッテリーEVが空気を暖めるのに苦労するなど、最新型のクルマにだってそれなりの不便はある。新車買ったぜとテンション上がっている人も、十分気を付けたい(負け惜しみ)。