動画共有プラットフォーム・ランブルの株価上昇──CEOがビットコイン採用をほのめかす
動画共有プラットフォームのランブル(Rumble)の株価が19日アメリカ取引時間午後に上昇している。クリス・パブロフスキー(Chris Pavlovski)CEOがビットコイン(BTC)財務戦略の採用に関心を示したことが背景にある。 パブロフスキーCEOはX(旧Twitter)で、「ランブルはビットコインをバランスシート(貸借対照表)に追加すべきか」と問いかけた。 これだけでは、この質問は単なる冗談と受け取られた可能性もあったが、企業のビットコイン採用の先駆けとなったマイクロストラテジー(MicroStrategy)のマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏からすぐに反応があった。 セイラー氏は、「そうです。理由や方法についてあなたと喜んで議論します」とコメントし、パブロフスキー氏は「今DMを送ります」と応じた。 この日このやりとりの前、ランブルの株価はやや下落していたが、株価はすぐに約7%上昇した。本記事公開時点で株価はやや反落しているが、1日の上昇幅は3.3%となっている。 ビットコイン価格は19日に史上最高値を更新し、初めて9万4000ドル(約1457万円、1ドル155円換算)の水準を突破した。この背景の少なくとも一部には、企業による採用拡大をめぐる興奮がある。 動画共有ビジネスにおいて巨大企業ユーチューブ(YouTube)の競合であるランブルは、第3四半期に2510万ドル(約39億円)の収益を計上し、前年同期比39%増となった。同社の貸借対照表には1億3080万ドル(約203億円)の現金および現金同等物が計上されている。株価は年初来26%上昇しており、現在の時価総額は約16億ドル(約2480億円)に上る。 |翻訳・編集:林理南|画像:Mariia Shalabaieva/Unsplash|原文:Rumble Stock Rises as CEO Teases Bitcoin Adoption
CoinDesk Japan 編集部