【巨人】守護神争い勃発か 大勢がRマルティネスに"挑戦状"でさらなる好循環が期待される理由
来季のホットな話題となりそうだ。 巨人に加入が決まった絶対守護神、ライデル・マルティネスをめぐって9回の起用法が注目されている。 【動画】相手に絶望を! 中日守護神マルティネスの快投シーン 今季43セーブをマーク、2度目のセーブ王に輝いた絶対守護神をめぐっては阿部慎之助監督がすでに9回を託すことを明言。8回に今季まで守護神を務めた大勢が回るという構想を明かしている。 一方で9回マルティネス構想に"待った"をかけているのがルーキーイヤー以来、3季連続で9回を守ってきた大勢だ。 今季も43試合に登板、1勝2敗、防御率0.88。一時離脱した時期もあったが、戻ってきてからは安定したパフォーマンスを残し、リーグ制覇への大きな力ともなった。 大勢はマルティネス加入に対して9回を競う意思を示しており、ハワイV旅行にも行かず、ジャイアンツ球場でトレーニングに取り組む姿も伝えられている。右腕にすれば、ルーキーイヤー以来、大事な9回を守り、通算で80セーブを積み上げたプライドもある。 一方、し烈な守護神争いでチームに生まれるメリットもありそうだ。 マルティネス、大勢ともに球界を代表するストッパー。レベルの高い争いが続けば、それだけハイパフォーマンスにもつながっていく。 ここまで大きな故障もないマルティネスもシーズン含め、何があるか、わからない。大勢が高い意識を保つことで、9回がより安定するのは間違いない。 ほかにもチームの救援投手陣においては今季5人の選手が20ホールド以上を記録したことも話題を呼んだ。 一時は守護神も務めたアルベルト・バルドナード(26H)、阪神から移籍1年目となったカイル・ケラー(20H)、左腕の高梨雄平(25H)、新人王にも輝いた船迫大雅(22H)、西舘勇陽(20H)。 来季は元々先発希望だった西舘は先発としてローテーションの一角を目指すとされる中、何においても磐石な投手リレーが予想される。8回、9回に大勢、マルティネスが控え、6回以降も安定した顔ぶれの救援投手陣が控えることで先発投手陣においてもよりアドバンテージをもたらしそうだ。 チームにはさらに新たな司令塔として球界を代表する捕手・甲斐拓也がソフトバンクから加わることになった。 リードに優れ、絶対的な司令塔が加わることで若手投手陣が多い布陣においても、新たな上積みも期待される。 果たして、熱を帯びる守護神争いの結末やいかに?指揮官の判断含め、開幕までの過程も注目となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]