ドラゴンズ村松開人「悔しい以外何もない」開幕スタメン落ちから冷静な奮起で正遊撃候補へ
「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」 CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム 【動画】上林のタイムリーヒット&チームの士気上げる中田翔の爆走ホームインはこちら【1分23秒~】 例年にない攻勢を見せている今年のドラゴンズ。タイガース戦での連敗で、少し勢いを落としたようにも見えるが、昨シーズントップクラスの働きをした岡林勇希選手は、実戦復帰からまだまもなく、試合に出場しながら調整している状態であったり、高橋宏斗投手(※「高」は「はしごだか」)も復調の兆しを見せており、去年開幕スタメンだった福永裕基選手もファームで猛アピールを続けており、もう一層加速させる役者は待ち構えている。そんなドラゴンズを現在、若い力で押し上げているのが村松開人選手だ。 今回のサンドラでは、そんな村松選手がオフのトレーニングやキャンプ、開幕のときに感じていたことなどに迫ります。
荒木氏の指導で守備が開花
ドラフト2位で指名され、ルーキーイヤーだった昨シーズンは98試合出場、打率.207、本塁打1、打点20という成績。シーズンオフには走攻守すべてのレベルアップを図るべく自主トレに励んだ。オフのトレーニングを経て、村松選手の打撃フォームは変化した。 光山アナ「打撃フォームがどなたかに似ていると言われる?」 村松選手「言われますね。高橋由伸さん。こういうふうに打っていこうとか、こういうふうにアプローチしていこうとか取り組んだときに、それがだんだん高橋由伸さんのフォームに似てきて、去年に比べてミスショットがちょっと減ったかなっていうのと、今年は軸が少し後ろになっているんで、その分ボールが見やすくなっているかなと」 新たな打撃フォームで実戦でもアピールを続けつつ、レベルアップした守備面も目をひいた。去年までコーチだった、荒木雅博氏も「オフの間に守備が上達している」と元教え子の成長に嬉しさを隠しきれない様子で語った。 村松選手「去年のシーズン終わりにようやく荒木さんの言っていることが理解できて…」 光山アナ「ずばりどんなことですか?」 村松選手「結構言うの難しいんですけど、簡単に言ったら足を使うということだけど、足を使うと結構難しい。ただ足を使うことではない。自分の狙ったところに入れるかとか、バウンド見て合わせるのではなく、自分から合わせに行くというのはやっていましたね。それができるようになったので、幅が広がりましたね」 攻守両面ともに、1段階レベルアップしたことがオープン戦打率.286と、数字でも結果を残して開幕スタメンへの期待が高まった。