注目の“去就”は…?いまだ所属なしの大物(2)またも“日本人サウスポー”がMLBへ…?
2024年オフのストーブリーグは、フリーエージェント(FA)権を行使した甲斐拓也、石川柊太、九里亜蓮、茂木栄五郎がそれぞれ国内他球団でのプレーを決断。大きな盛り上がりを見せている。その一方で、去就が決まっていない大物選手もまだまだ存在する。そこで今回は、今後も動向が注視されている去就未定の大物選手を紹介したい。
小笠原慎之介
・投打:左投左打 ・身長/体重:180cm/93kg ・生年月日:1997年10月8日 ・経歴:東海大相模高 ・ドラフト:2015年ドラフト1位 ポスティングシステムを行使し、今オフのメジャーリーグ移籍を目指している小笠原慎之介。どのような契約を勝ち取れるか、注目が集まっている。 東海大相模高では3年夏に甲子園優勝を経験すると、2015年ドラフト会議では中日ドラゴンズから1位指名を受け入団。 高卒1年目から一軍の先発マウンドを経験し、高卒6年目の2021年に自身初の規定投球回に到達。翌2022年には22試合の登板で10勝8敗、防御率2.76の好成績を残した。 今季は打線の援護に恵まれず、24試合の登板で5勝11敗と大きく負け越したが、4年連続で規定投球回をクリアし、防御率3.12と安定した結果を収めた。 そして今オフ、ポスティングを申請し、メジャーリーグへの挑戦を表明。今季のストレート平均球速143キロはメジャーでは見劣りする懸念もあるが、現在27歳という年齢や、タフネス左腕ぶりが評価されそうだ。 近年のメジャーリーグでは、今永昇太や菊池雄星など日本人サウスポーの活躍が目立っているだけに、彼らに続く活躍を見せたい。
ベースボールチャンネル編集部