大阪「ギャルみこし」大フィーバー カメラマンの群れも
大阪「ギャルみこし」大フィーバー カメラマンの群れも THE PAGE大阪
23日正午ごろから大阪市北区の「天神橋筋商店街」で始まった夏の風物詩、毎年恒例の「天神祭女性御神輿(通称・ギャルみこし)」。今年は35周年ということで、毎年恒例の一般募集を行わず、これまでに活躍した歴代選抜メンバーがみこしをかついで練り歩いた。約2時間以上が経過しても、熱いアマチュアカメラマンたちの追っかけは続くなど、ギャルみこしは盛り上がりを見せている。撮影していた男性の1人は「言うてみれば同窓会みたいな感じやから、シャッター切るのも楽しい」などと話していた。
長年みこし追う男性「ゆっくりシャッターチャンスを」
「一番最初の時から撮りにきてると思う」と話す大阪市阿倍野区の60代の男性は「わっしょいわっしょい」の掛け声が近くなると、手持ちのカメラをすぐに構えシャッターを切る。 「もう毎年のことやから、だいたいこの辺でなにかをするとかいうのはわかるわな」と言いながら、余裕を持って先回りする印象が受けてとれた。 「あせったり前へ出たりしたらトラブルのもとやから。こういう時こそゆっくりシャッターチャンスを待たなね」。ただ最近は、スマホで撮る人も多く「あれは少なくともここ10年くらいの光景かな。私らの写真にもよく写るようになりましたわ」と苦笑を浮かべながら、みこしを追っていった。
2時間たってもカメラマンの群れ続く
ギャルみこしの一行は午後1時から地下鉄・天神橋筋6丁目駅で1日駅長イベントをこなし、再びみこしを担いで出発したJR天満駅方面へ。正午ごろの出発から、カメラマンもずっと張りついている。同日午後2時ごろにJR天満駅前で記念撮影。すると。カメラマンたちがその集合姿を撮ろうと、取り囲むような群れができていた。 警備担当者らは「みなさんからも撮りやすい方向ですから。先にウチ撮らせてもらえます」「ここにいてると追い出されるから、あの歩道にのぼっておいた方がいいですよ」とアマチュアカメラマンたちに断りを入れている場面もあり、それによって「前へ前へ」と出ようとする人が出ないようにやんわり呼びかけていた。
見物人の女児「わたしもやりた~い」
みこしを担ぐギャルたちの姿を見ていた近くに住む3歳の女の子は「わたしもやりたーい」と話し、母親に「大きなったらね」と言われてふくれる光景も見られた。その母親も「私らが子どもの時からあるし、ずっと続いたらいいですね」と笑顔で話していた。 ギャルみこしは同日午後5時まで、同商店街周辺を練り歩く。公式サイトで巡航マップが公開されている。