【独自】“映える”から…六本木の「けやき坂イルミネーション」で危険な写真撮影が横行 信号が青になった瞬間に大勢が車道へ
FNNプライムオンライン
外国人観光客が殺到する東京・六本木の映えスポットで相次いでいたのは、危険な写真撮影でした。 横断歩道で人が立ち止まり、通れない状態になっています。 警備員の「信号赤になりまーす!」「立ち止まらないでくださーい!」といった声も聞こえます。 クリスマスを前に東京・六本木で開催されている「けやき坂イルミネーション」。 日曜日の17日は、幻想的な都会の眺めを写真に収めようと、多くのカップルや友人グループでにぎわっていました。 その長い光の下で目に付いたのは、ルールを守らない迷惑行為です。 車道の真ん中に座り込んで写真をパシャリ。 こうした危険な行為が横行していたのです。 まるで歩行者天国であるかのように、道路を外国人観光客らが埋め尽くしていました。 なぜこうした危険な撮影が繰り返されるのか。 話を聞いてみると、“映え写真”目当てであることが分かりました。 フィリピンから来た観光客は、「良い写真を撮るためです」「この道路から撮ると、東京タワーが見えるんだよ!」などと話します。 車道から撮影すると、東京タワーとイルミネーションが遮るものなく撮影できるというのです。 こうした写真撮りたさのあまり、歩行者側の信号が青に変わると、シャッターチャンスとばかりに一斉に歩道から飛び出していたのです。 車道から撮影する人を警備員が懸命に注意しますが、相手は撮影に夢中で聞く耳を持ちません。 この光景を車側から見てみると、危険度は一目瞭然です。 さらに、バス停付近での撮影はバスの運行を妨害。 ロマンチックに彩られた夜の六本木には、警備員の叫び声と警笛がこだましていました。 イルミネーションの運営会社は、「撮影時に車道に出たり、信号無視をするのは大変危険な行為ですのでおやめください」と注意を呼び掛けています。