オクシズの冬の味覚「赤カブ漬け」 丁寧に仕込み 静岡市・大川地区
静岡市葵区の大川地区で、オクシズの冬の味覚「赤カブ漬け」の仕込みが始まった。作業は来年1月中旬まで続く。 同区日向の農産物加工所「まいれー大川」(森久子代表)には26日、藁科川沿いの集落で栽培された赤カブが多数持ち込まれた。加工所では、5人の女性が包丁やスライサーで赤カブを切りそろえた後に塩もみした。さらに、自家製の調味料に漬け込んで「千枚漬け」や「切り漬け」に加工する作業に精を出した。 「残暑の影響で、栽培に苦労したという話を生産者から聞いた」と森代表。「これからの冷え込みで、一段と色鮮やかになった赤カブが集まると思う」と期待した。 漬物はシイタケや茶など同地区の農産品とセットにして通信販売で扱うほか、JA静岡市のファーマーズマーケット「じまん市」などに並ぶ。 問い合わせは、まいれー大川〈電090(7696)2003〉へ。
静岡新聞社