蚊に刺されないために「玄関前は小走り」「ゆったりした服」「網戸は右側」害虫駆除の専門家が教える”秘策”
「2つ目のタイプがイエカ。 薄茶色のボディーで、周りの色に溶け込むような「アカイエカ」が多いでしょうか。この蚊は暗くなってから吸血します。暑いのが苦手なのは同じですが、この時間帯が曲者です。夜、おやすみー、と照明を消してしばらくしたら耳元で…ぷーーーん…、また、朝起きたら蚊に刺されているのに気が付いて嫌な思いをする正体がこのイエカです」 ■「網戸は右側」「玄関前は小走り」が”蚊対策”のキーワード ーまずは、屋内に入れないために、どんな対策がありますか? (大野さん) 「例外はありますが、蚊は皆さんのおうちの中そのもので発生することは少なく、ほとんどの場合外から入ってきているものでしょう。蚊は飛び回っているイメージですが、わずかに歩くこともあります」 「今回は屋内に入れないために2つの場所で気を付けてみましょう」 「一つ目は窓。窓が開いていたり、隙間があったり隙間があったりすればそこから蚊が入ってきてしまいます。網戸は蚊が入ってこないように作られているのですが、その周りに隙間があれば蚊は入ってきてしまいますので、まずは網戸の周りを点検してみてください。壊れていたら直しましょう」 「ですが、一見、破れたり、ゆがんだり、がたついたり、ということがなくても枠の周りに隙間があるはずです。隙間テープ『モヘア』という名前の、モールのようなもの【画像参照】をうまく貼ってください」 「隙間がうまく埋められたら、次は開け方です。外から虫を入れにくくする網戸の開け方は『網戸は右側』です(一般的な窓で外側に網戸がある場合)」 「2枚の窓がある場合、窓を全開にする場合はどちらに網戸があっても大丈夫です。ところが片方のガラス窓を少しだけあけると、網戸と窓ガラスの間に隙間ができてしまいます。この隙間が蚊にとっては絶好の入り口になります。 この隙間、実は網戸を右側にすると生じないのです。あとは右側の窓で開け方の調整をするのが良いですね。どうしても左側に網戸が来てしまう場合は常に窓全開にするしかありません。例外はありますので窓と網戸の開け方、一度ご確認してみてください」