中野信治氏が角田裕毅にエール…レッドブル昇格の道は事実上消滅も、日本人ドライバーにとってより価値の大きなこととは|WEDNESDAY F1 TIME
レーシングドライバーの中野信治氏が、来季の去就が不透明となっている角田裕毅に対してエールを贈った。 F1は2026年より新レギュレーションに突入となるため、開発面を含めて来季~2026年に向けたドライバーへの期待は大きく、今年に入ってからルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、ニコ・ヒュルケンベルグ、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレスなどが、2025年からの複数年契約を締結している。 だがペレスのレッドブルとの2026年までの契約延長は、VCARB角田裕毅にとってはレッドブル昇格の道が事実上閉ざされるという、苦い結果ともなってしまった。この話題について『DAZN』の『WEDNESDAY F1 Time #15』を通じて中野信治氏が自身の見解を示している。 番組MCのサッシャ氏が“ペレスの2年契約に驚きました”と語ると、中野氏は「正直、驚きはなかった」と返答している。 「いろんな流れがある中で、チームにもたらすお金、ビジネスとして見た時に誰を乗せるのか。例えばパフォーマンスだけではなくて、ペレスですからスポンサーによる動くお金もあると思うんです」 「そういうところも含めてだと思いますし、それでいろんな流れがある中で、チームにもたらすお金、ビジネスとして見た時に、誰を乗せるのが一番いいかということを、チームとしてやっぱり考えなくちゃいけなくて。その中でペレスの存在っていうのは、やはり今のレッドブルというチームの中で非常に大きい」
2021年からここまでレッドブルで乗ってきたベテランのペレスは、契約延長が順当な結果だったのではないかと、中野氏は客観的に述べている。 「ドライバーのパフォーマンスという部分で言うと低いわけではないですし、ある程度これぐらいまで確実にやってくれるっていうのは(チーム側も)わかっていると思う」 「おそらくは確実にこれぐらいは(やってくれる)っていうのを想像できる。やはりペレスの存在価値って(レッドブルにとって)大きいと思うんです。だから私的に(今回の複数年契約締結に)驚きはないですね」