大阪府内も高まるクリスマスムード 百貨店に特産の花飾り、労働者にプレゼント配布も
クリスマスシーズンを迎え、大阪府内では花飾りが登場したり、恒例のイベントが実施されたりするなど、ムードが高まっている。 近鉄百貨店東大阪店(大阪府東大阪市)では、地元の玉串地域で栽培したキクをあしらったクリスマス向けの花の飾り「フラワーディスプレイ」が登場。同地域では昭和初めに栽培農家が約150戸あったが、高齢化や後継者不足で現在は5~6戸に減少。出荷の最盛期を迎えた東大阪のキクを広く知ってもらおうと同市が初めて企画した。 大阪市西成区のあいりん地区にある萩之茶屋南公園(通称・三角公園)では、西成署と地元団体でつくる「あいりんクリーン推進協議会」が日雇い労働者らに冬物衣類や保存食を無料で配布。労働者らは一足早いクリスマスプレゼントに笑顔を見せた。 厚手の上着と作業靴を受け取った男性(41)は「寒い日が続くのでありがたい。仕事も頑張れる」と顔をほころばせた。