日本産ドリブラー60m独走弾で相手3人置き去り 欧州挑戦で「まだまだやれる」【24年厳選】
古川は磐田からポーランドへ期限付き移籍中
2022年に静岡学園高校からジュビロ磐田に加入したMF古川陽介は、2024シーズン途中に「世界で1番のドリブラーになる」という夢を果たすため、ポーランド1部グールニク・サブジェへ期限付き移籍した。2024年のサッカー界では数々の名シーンがあったなか、今回は古川が磐田在籍時の6月に見せた60メートル独走ドリブル弾を振り返る。 【実際の映像】「ゲームでもできない」 古川陽介が60m独走→カットインゴラッソを決めた瞬間 プロ3年目のシーズンを迎えた古川だったが、開幕からベンチスタートが続き、第13節のサガン鳥栖戦(0-3)まで出場した全12試合すべてが途中出場だった。第14節の北海道コンサドーレ札幌戦(0-1)で初先発を飾るが、その後も途中出場が続いた。 6月25日、第20節の東京ヴェルディ戦も古川は後半19分からピッチに立った。そして後半アディショナルタイムには自陣のピッチ中央でボールを持つと、ドリブルで左サイドに行く。そこで相手DF3人を引き付けながら、緩急を付けたドリブルでDFを翻弄。ペナルティエリア内に侵入すると、右足を振り抜いた。ボールを持った位置からゴールまで約60メートル、ドリブルした距離は70メートルを超えるのではないかと思われる超絶ドリブルシュートは、6月の月間ベストゴールに選出。同月の月間ヤングプレーヤー賞もW受賞した。 ファンからもSNS上で「ジョーカー」「まだまだやれるぞ陽介!」「三笘より名前を世界に轟かせろ!」「世界で活躍してほしい」などの期待の声が上がったが、このゴールから約2か月後には欧州への移籍を決めた。ポーランドでも途中出場が多くなっているが、ここまで10試合に出場(先発2試合)で1得点1アシストを記録。欧州でも衝撃を与えるゴールが期待される。
FOOTBALL ZONE編集部