マカオで香港の宝くじ「マーク6」違法販売…露店の経営者夫婦逮捕
マカオ治安警察局は11月27日、香港の宝くじ「マーク6(六合彩)」のチケットをマカオ半島北部の新橋エリアにある露店で販売したと疑いでマカオ人の男女2人(この露店の経営者と店員で70代の夫婦)を逮捕したと発表。 同局によれば、新橋エリアにある1つの露店で宝くじが不法販売されているとの通報を受け、同月25日に当該露店に対する捜査を進めていたところ、店員の男が通行人にこれを販売する一部始終を警察官が確認できたとのこと。 男は同局の調べに対し、今年(2024年)8月下旬以降、見知らぬ男から宝くじを仕入れ、転売で差額を稼いでいたと違法販売の事実を認めた上、当日は同月24日に2700パタカ(日本円換算:約5.1万円)で60枚を仕入れ、1枚あたり50パタカ(約950円)で販売していたと説明。同局が捜索したところ、43枚が見つかったという。 その後、男の妻でこの露店の経営ライセンスを持つ女を呼んで事情を聞いたところ、宝くじの違法販売についてまったく知らないと話したが、同局では捜査で得られた情報を総合して2人の関与は明らかとし、揃って不法宝くじ経営・販売罪で検察院送致するとした。 なお、同局は今年8月、9月、10月にもマカオ半島北部で同種の事案を摘発している。